ここまで下剤のデメリットについてお話してきましたが、下剤の存在そのものや、効果を否定するわけではありません。食事療法など便秘の根本の部分を改善するケアをしっかり行ったうえで、短期間だけ補助的に使うことはむしろよく、重症便秘の人には有効な方法です。
また、下剤にもいろんな種類があります。市販されているものの中でも依存性の少ない物もあります。ここでは下剤の種類について改めてお話します。
1 刺激性下剤 (腸を刺激するタイプ)
@小腸刺激性下剤
ひまし油やオリーブオイルなども含まれる。結腸刺激性下剤に比べると副作用が少ない。(おすすめ!)
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ひまし油は鎮静効果があるとして湿布などに用いられますが、下剤にも使われているのです。
病院でも便秘を解消するために処方されることもあります。
ちなみにえぐい味がします…
ひまし油にはリチノール酸という成分を含んでします。
このリチノール酸は便を押し出すぜんどう運動という腸の運動を活発にさせる効果があるのです。
しかしひまし油は刺激によって腸を活発にするため腹痛、悪心、吐き気などの副作用が起こることもあります。
またひまし油は妊娠中の方が服用すると早産などにもなる可能性があります。
服用の際はしっかり医師に確認しましょう! |
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A結腸(大腸)刺激性下剤
アントラキノン系下剤がこれにあたり、市販の下剤のほとんどを占める。長期間使用すると、腸の機能低下を招く恐れがある。
2 機能性下剤 (便に作用してかさを増やしたり柔らかくして排便を促すタイプ)
@塩類下剤
便の水分が吸収されるのを抑え、便をやわらかくして排出させる。副作用が少ないが、腎臓に問題がある人は注意が必要。(おすすめ!)
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「水のチカラで、便を腸から洗い出す!」
スラーリアから、飲みやすい錠剤タイプがついに登場。
「便秘薬は、お腹が痛くなるのが我慢できない。」
そういう声をよく聞きます。
スラーリア便秘薬は、 非刺激性の便秘薬です。
水のチカラを利用した非刺激性だから、おなかにやさしく、無理なく、 |
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A糖類下剤
腸内の水分を増やして便を柔らかくする。副作用が少なく、子どもの便秘にも用いられる。
赤ちゃんの便秘薬です。
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麦芽糖のゆるやかな発酵作用が腸の運動を活発にし、おだやかな排便をうながします。
また栄養補給にも役立ちます。水アメ状で淡い甘さの飲みやすい薬です。 |
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B膨張性下剤
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センナ実は、腸壁から水分の分泌を促し、固い便を軟らかくして洗い流し、お腹の中をきれいにします。
プランタゴ・オバタ種子は植物センイを多く含み、お腹の中で水分を吸収して膨れ、詰まっている便を押し出し、腸を空っぽにします。
センナ実の成分がプランタゴ・オバタ種子の植物センイに包みこまれて徐々に効果をあらわすので、腹痛や下痢などが起きにくく、おだやかに効きます。 |
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食物繊維が水分を吸収してふくらみ、 生薬でぐぐっと押し出す。
「やさしく、どっさり」なのは、 食物繊維と生薬をW配合しているからなんですね!
植物繊維不足などで便秘になりやすい日本人女性。さらにライフスタイルや食生活の変化でますます便秘傾向に。
そんな日本人の腸内環境を考えてつくられた便秘薬なんです。 |
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スルーラック デトファイバーは、ジュウヤク末(どくだみ)など、4つの植物由来成分のチカラで、生活環境の変化・ストレス・運動不足などで溜まりがちな、腸内の老廃物(滞留便)をスムーズに排出し、便秘、便秘による肌あれを緩和する便秘治療薬です。 |